「1年近く食事はずっと1人です。」
この言葉を聞いて一瞬言葉が詰まるとともに、病院スタッフの方々には言葉で表現しきれないほどの感謝の気持ちが湧いてきました。
熱が下がれば看護師さんとちょっとした会話もすることが増えてきます。
私が入院した病院では、午前10時頃に清掃&除菌のために病室に入るのですが、そのときに看護師さんが一行目のことを喋ってくれました。
この看護師さんは親と子供も一緒に住んでいる三世帯家族で、敷地内に親の家とこの看護師さん&子供が住んでいる家があるとのこと。
いわゆる「離れ」と言えば良いのでしょうか?
以前は基本的に子供と、時によっては親とも一緒に食事をしていたとのことですが、コロナ情勢に入ると感染リスクを減らすために完全に1人で食事をするようになったとのことです。
看護師という職業に就いているという(ある意味)割り切りなのか、とてもあっさりと「私はぼっちめし」ということを話してくれました。
でもこれ、一般の家庭からすれば一緒にご飯を食べられないのはかなり衝撃的です。
職業からの使命やコロナ情勢が理由とはいえ。
医師や看護師などの病院スタッフの方々は普段から感染対策をしているということを考えると、私が安心して病室にいられるのは普段から対策をされているスタッフの方々のおかげなんだ、という感謝の念が湧いてきます。
今回の入院でこの話を聞いたこともありますが、現在一部の地域で出されている緊急事態宣言については解除するか否かの判断を慎重かつ厳格にしてほしいと思います。
GO TO トラベルの再開も慎重にお願いしたいと考えています。
もちろんコロナ患者がゼロになるまで解除するな、とは全く思いませんし、仮にそれをしてしまうとさらに日本経済もガタガタになります。失業者や自殺者もさらに増えることになりかねません。
(あくまでこれは私の考えです。観光業の方々からみればGOTO早期再開は悲願だと思います。コロナについては様々な立場から意見のぶつかり合いが出てしまうのは難しいところです。)
もちろん日本全国の視点からみた感染症患者の入院体制は、現状かなり問題があり改善しなければいけないことも多いです。
ただし、現在それを現場の医師・看護師などの病院スタッフに批判の言葉を向けるのは違うと思います。
COVID-19というインフルエンザよりもはるかに強烈な感染力を持っているウイルスに対しては、試行錯誤のなか病院スタッフは全力を尽くしております。
改めて病院スタッフの方々に感謝するとともに、コロナ終息の日が一日も早く来るよう願い、私たちもそのためにできることを行うよう動いていきたいと思います。