16:咳止めに効果あり

  • 2021年3月28日
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咳が出ているからといってすぐに咳止めを服用するのは基本的によくありません。
咳は気道に入った「異物」を排除するのに必要な体の反応だからです。
多くのドクターも通常のカゼなら最初は咳止めを出さないことが多いかと思います。
(体力が低下する、患者さんによっては肋骨が折れる危険があるといったケースになると早めの処方になることが多いようです。)

しかし、どうしても咳が止まらないので市販の咳止め(ベンザブロックやコンタック)を服用したり、こまめに龍角散を飲んでました。
鎮痛薬のノイロトロピンもあまり効かず、セデス(アセトアミノフェン)も買いました。
週に1-2回はドラッグストア!という日々が続いていました。


イメージ図。人のいないところでは結構咳き込んでいました・・・。

しかし、初回の診察から3週間ほど過ぎても咳が治らないため、ついに咳止めを処方されました。
「デキストロメトルファン」という、長くてなかなか覚えられない名前です。
「コンタックや龍角散を飲んでもダメです・・・」という泣きの一言が効いた! のかはわかりませんが。
やっと咳止めがもらえる、と思いましたが、それと同時に「薬が増えるのか・・・。今の症状こそコロナの後遺症なのか、これで咳は治まるのか?」と不安も感じました。
それでも金曜の夕方にオンライン診察、土曜に薬局から連絡、発送が翌週月曜で自宅に到着したのが火曜だったので、薬の到着はとても待ち遠しかったです。

服用を始めて2、3日すると、ようやく咳が収まり始めました。
タイミングも偶然なのかはわかりませんが、筋肉痛も和らぎ始めました。
ようやく後遺症の症状も治る、という希望の光が差し込んできたといえば良いのでしょうか。
うれしいというか、ほっとした気持ちがいっぱいになりました。
PCを前にしてオンラインの勉強や研修、新しい仕事に向けての準備も1時間以上できなかったのが、この頃から長時間のオンライン対応もできるようになりました。

翌週のオンライン診察で咳が治まったことをドクターに報告したら「咳止めは念のため処方しておくけれども咳が出なければ飲まなくて良い」との返事もありました。
退院して1ヶ月過ぎて、激しい動きをしなければいわゆる普通の生活をする分には問題がなくなりました。
ようやく軌道に乗れた、という感覚です。

しかし色々なメディアなどの情報にも触れてみると、現在でも漢方薬と鎮痛剤は服用しているものの「中等症で3週間入院して退院して1ヶ月程度で日常生活ほぼOK」まで回復したのはまだマシな方でもあります。
当初から現在まで味覚障害もなく食欲も問題がないのも幸いです。
逆に軽症・無症状にも関わらず後遺症が私よりも重く、中には「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」の症状まで出ていている方々もいます。

若い人達も含め「とにかく感染しないことが大事」ということを今後も地道に訴えていきたいと思います。

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